← ゴーリトレード(検証アプリ本体)
研究記録トップ 最終ロジック 検証方法論 死亡カタログ 損切り研究 個別株研究 発見と教訓 検証Q&A 用語辞典

主要な発見と教訓10箇条

主要な発見

エッジの正体は「稀な大局面」。「高値更新→平均して続伸」という単純な優位性は全11銘柄に存在しない(実効+0.03σ以下)。利益は10年に2〜3回の大トレンドに集中し、中央値トレードは負け。上位数本を除くと全銘柄マイナス。損切り−1R+保有継続の非対称構造だけがこれを換金できる。原理的な裏付けは、供給非弾力(商品)・マクロレジーム持続(金)・採用曲線(BTC)・時系列モメンタムの100年実証。
効く帯域は保有5〜30日だけ。2〜4日帯も30〜60日帯も死ぬ。短時間足はコスト後の薄いエッジを争う世界になり、日足のような桁違いの分離は出ない。
銘柄選択がエッジの必要条件。同じ式を未知5銘柄に当てると10年1976倍→3.8倍。ただし銘柄別のロジック最適化はカーブフィッティング(チェリーピック上限+20%でノイズと区別不能を実測)。
失敗ブレイクは本物の前兆。損切り直後こそ最高の期待値状態(連敗1でmeanR+1.24 vs 通常+0.69)。上位トレードの87%が「直前に損切りされた直後の再ブレイク」だった。
テクニカル分析の語彙は1つに収束する。指標・パターン・構造の全域走査の結果、独立な表記法はすべて同じ1つのエッジの別表記か、それ未満。
個別株の壁はエッジ不足ではなく金利。エッジは日米両方に実在(日本株はOOS meanR+0.37)。死因は常に資金調達コスト。

教訓10箇条

  1. 1回のバックテストは証拠ではない。反復・帰無・ホールドアウトを通るまで「勝てそう」は全部ノイズ扱い。スクリーニング勝者の6/6が確認反復で死んだ。
  2. DDの低さは安全性の証明にならない。ストップを広げてDDを抑えるのはエッジ自体を削る操作。DDはリスク率で制御する。
  3. 痛みを避ける装置は全部有害。利確・トレーリング・ヒゲ退出・連敗回避の4系統すべてで実証。裾の太い分布では、痛みの回避は大勝ちの回避と同じ操作になる。
  4. 倍率の比較はDDを揃えてから。ストップ幅もリスク率も実質レバレッジのつまみ。固定リスクの倍率比較は錯覚を生む。
  5. 検証系自身を検証する。エッジ注入で検出力を較正し、シミュレータの処理順まで疑う。最大の「発見」の一つは自前シミュの倍率400倍過大バグだった。
  6. コストを正確にモデル化して初めて見える死がある。スプレッド・スワップ・金利・週末持ち越しを入れると、短時間足と個別株の「エッジ」の大半が消える。
  7. エッジより資金調達構造。金利ゼロでレバレッジを使える商品構造を持つ市場(先物型CFD)だけが個人の主戦場になる。
  8. 負の結果に価値がある。「効かないと確認済みのアイデア一覧」は、効くロジック1つと同じくらいの資産。再検証の無限ループから自分を救う。
  9. ロジックの複雑化は悪手。2条件のエントリーに何を足しても悪化した。改善余地はロジックの外(銘柄・帯域・ストップ幅・資金構造)にあった。
  10. 実弾の前に運用系を検証する。データ更新の無音停止、シンボル解決の暗黙フォールバック、低ボラ期の証拠金爆発——バックテストの外側の故障モードが本番の敵。
この研究の続き:ロジック探索は「これ以上足しても引いても悪化する」ところまで走査を完了しています。今後の更新はライブ運用の実測データ(スリッページ・約定品質)と、新しいデータソースが手に入った場合の追加検証(決算サプライズ/PEAD等)になります。

関連動画

同テーマをエンジンで検証した動画です。

時間足は何時間が最適?
トレードする銘柄は絞るべきか、増やすべきか?
DD50%以下で一番勝てる条件は?
← 個別株研究研究記録トップへ

免責事項:本研究記録は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。掲載する数値はすべて過去データに基づくシミュレーション結果であり、将来の成果を保証するものではありません。レバレッジ取引は元本を超える損失が生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

検証はすべてゴーリトレードのウォークフォワード検証エンジンで実行しています。