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死亡カタログ——検証で死んだアイデア一覧

数字はすべて実測。meanR=1トレードあたり平均リターン(リスク1単位=1Rで正規化)。倍率は忠実シミュレーション・10年運用換算。基準となる最終ロジックは meanR+0.66、10年56〜84倍(反復幅)。

1. 退出・決済系——「痛みを避ける装置」は全部有害

アイデア結果判定
利確 +3RmeanR +0.31 / 10年11.8倍有害
利確 +5R+0.47 / 23.9倍有害
利確 +10R+0.60 / 31.6倍微有害
利確なし+0.66 / 33.9倍、DDも最良(31%→25%)採用
トレーリングストップ(ピーク−2ATR)+0.63 → +0.20(3反復一致)。帰無との差ほぼゼロ=エッジ消滅。倍率31.6→8.8倍、DDは31%→38%と悪化破壊的
下ヒゲでも決済(逆指値タッチ退出)+0.66 → +0.37〜0.48有害
退出を敏感化(終値タッチEMA)+0.51〜0.56有害

死因は共通:利益は10年に数回の大トレンドが全部運ぶ。右裾に触る装置=稀な大勝ちへの参加率を下げる装置。利確+10Rは222トレード中10本にしか発動しないが、その10本が利益の主役だった。トレーリングは勝率が上がり中央値が改善する——「心地よく負ける」形。

2. エントリーフィルター系——10族全滅

フィルター(基準ロジックにANDで追加)10年倍率(基準56〜84倍)判定
ボラ拡張時のみ11.1倍即死
深整列3段(EMA×3)27.8倍即死
レンジ拡張足のみ28.6倍即死
長期EMA傾き31.6倍即死
長期高値(3k1本)更新37.4倍即死
ボラ収縮のみ / 短期EMA傾き / 過伸長キャップ53〜65倍劣後
終値位置0.7(強い引けの足のみ)初回90.0倍 → 確認反復31.8 / 57.9倍rep1の引き
平坦ベース(5ATR以内の保ち合い)初回88.1倍 → 確認反復40.7 / 41.4倍rep1の引き

どんな「質の向上」条件も、実際にやることはトレード数の削減であり、その削減は確率的にチャンピオントレードにも当たる。meanRが微増しても参加率低下の複利損失を回収できない。

3. 連敗回避フィルター系——15変種全滅(機構的に不成立)

「連敗したら休む/減らす」を、実運用に実装可能なシャドー方式(モデルは仮想売買継続、実弾のみスキップ)で15変種テスト。銘柄別1〜3連敗スキップ、全体2〜5連敗スキップ、損失後5〜20日休止、資産曲線DDでの停止、半サイズ緩和版——全変種×全反復で基準未満、大半はDDも悪化。最悪は1連敗スキップで10年84倍→3.5倍。

診断で機構が判明:

エントリー時の状態そのトレードのmeanR
連敗0(直前勝ち)+0.69
連敗1(直前に1回損切り)+1.24(最良)
連敗2+0.07
連敗5以上+0.79

上位トレード15本中13本が「連敗≥1」の状態でエントリーしていた。ダマシのブレイクで1回損切りされた直後の再ブレイクこそが本物——大トレンドは静かに始まらず、数回の失敗ブレイクを踏み台にして始まる。連敗回避=チャンピオントレードの選択的排除装置。

4. 別ロジック探索系

結果(基準 meanR+0.66)判定
指標動物園8族(RSI反発 / ストキャスクロス / ゴールデンクロス / MACD / BB下タッチ / BB上抜け / 近接ブレイク / BO+RSI確認)+0.34〜0.71。基準超えなし。同等圏の2つ(BB上抜け・BO+RSI)は実質同じブレイクアウトの別表記全滅
プライスアクション7族(ピンバー / 包み足 / インサイドバーBO / 強陽線 / HH-HL構造 / ギャップ追随 / 狭小バーBO)10年1〜39倍 vs 基準75倍。HH-HL(ダウ理論の機械化)のみ同等=ブレイクアウトの再導出全滅
スクイーズ(ボラ収縮後のブレイクのみ)既知銘柄で+0.68→+0.99に見えたが、未知5銘柄ホールドアウトで上乗せ消失一般化せず
平均回帰 / 押し目買い / レジーム型 / RSI逆張りすべて劣後(逆張り系はコスト後ほぼゼロ以下)全滅
FX(ロング・ショート両方)−0.11〜−0.02=コスト後ゼロ以下全滅
ショート8族(ミラー版 / ドテン / 「下落は速い」適応の専用5族)−0.30〜−0.07。速度適応で改善するがゼロ未満。ドテンは74.7倍→14.6倍に劣化(退出シグナルは死亡確認であり逆トレンドの誕生ではない)。唯一BTC 1hのミラー版だけ帰無と分離(+0.21〜0.25 vs 帰無−0.18〜−0.62)ほぼ全滅
4h時間軸 / 1hの短いk1帯帰無と分離できず(シャッフル偽データでも同成績=ドリフト由来)全滅
保有2〜4日帯 / 30〜60日帯効かない。効くのは5〜30日帯のみ帯域外
この章の結論:テクニカル分析の語彙全域(指標・パターン・構造)を走査した結果、独立な表記法はすべて「同じ1つのエッジ(ブレイク+トレンド文脈)への収束」か「それ未満」の二択だった。ロングオンリーは選好ではなく構造の結論(上方ドリフト+下落は日足で捉えるには速すぎる)。

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免責事項:本研究記録は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。掲載する数値はすべて過去データに基づくシミュレーション結果であり、将来の成果を保証するものではありません。レバレッジ取引は元本を超える損失が生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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